明石市大蔵谷 石材調仕上げの骨材剥離トラブル!外壁塗装で原状回復

工事のきっかけを伺いました!

「 10年ほど前に、石材調仕上げの外壁塗装をしました。見た目にも高級感がでて喜んでいたんですが、最近になって外壁をさわった際にポロポロと砂のようなものが剥がれ落ちてきました。よく確認すると、ほかにも剥がれたような跡が・・劣化によるものなのか、施工不良なのか分からないので一度確認していただけますか?」

数年前に訪問販売業者に勧められて、石材調仕上げの外壁塗装をおこなったみたいですね。石材調仕上げの塗装は、高級感があり周りのお家と差別化を図りたいお客様に好まれる塗装方法になりますよ(^^)

ただ今回のように劣化した際に、塗料に含まれる骨材が剥がれやすくなり外観が損なわれる恐れがあります、、
またサイディング壁へ塗装してしまうと、塗膜の重みにより外壁が反ってしまう可能性もありますよ!

今回は見事のそのケースが当てはまってしまいましたね( ;∀;)

10年前とのことなので、経年劣化による影響が大きいので施工不良には当てはまらないかと思われます。
ただ施工時にデメリットの説明が欲しかったところですね(^^;

明石市 外壁塗装工事

施工内容屋根塗装工事
外壁塗装工事

シーリング工事
使用材料日本ペイント
ファインシリコンベスト(屋根)
オーデフレッシュSi(外壁)
施工期間20日
工事費用114万円
(足場代含む)
目次

明石市大蔵谷 石材調仕上げの外壁を塗替え!現況を確認していきます

石材調仕上げの骨材が剥がれていますね!

丸で囲っている箇所の骨材が剥がれているのが、分かりますでしょうか?
他の場所との密度がすくなくなって、外観に違和感がでてしまっていますね、、

どうしても石材調仕上げは、経年劣化で骨材が剥がれてしまいます。また凹凸ができるので、汚れも溜まりやすくなりますよ(>_<)

外壁に反りが発生!留めビスで補修しています

石材調仕上げでは、施工時に通常の塗装と比べて大量の塗料を使用します。そのため通常よりも塗膜がつき、外壁にかかる負荷も大きくなります。

今回のようにサイディングボードへの塗装をしてしまうと、塗膜の重みにより反りが出る可能性があるので職人親子の外壁塗装店 徳秀塗装ではあまりおススメしていませんね(^^;

幸いにも反りが出ている箇所は少なかったので、ビスで留め直し処理をさせていただきましたよ(^^)/

屋根に苔が発生しています!

前回の塗替えから10年ほど経過しているので、屋根も塗替え時期でしたね。

全体的にコケが発生していましたが、状態としてはそこまで悪い状態ではありませんよ。
ただコケは水分をため込んでしまうため、長期間コケが生えている状態は劣化を早めてしまうので、注意が必要になりますね(>_<)

鼻隠しの塗膜は剥がれている状態

鼻隠しはところどころ旧塗膜が剥がれている状態でしたね、、
破風板や鼻隠しは木製であることが多いので、紫外線の影響で劣化がしやすい箇所にもなりますよ。

木製の付帯部で、ペンキでの塗装がされていない状態なら浸透させて着色するオイルステイン塗料がお勧めですよ(^^)/

浸透させて着色するので、劣化した際に塗膜が剥がれる・・といった状態にはならないので美観もある程度確保できますね。

剥がれた塗膜を除去するケレン作業

剥がれてしまった塗膜は、紙やすりやマジックロンと呼ばれる研磨具を使用して除去していきます。

下地との密着性が弱まったことで剥離しているので、その上から塗装してしまうとすぐに剥がれてしまう原因になりますからね、、

木部用の下塗り材で保護機能UP

今回は旧塗膜がほとんど剥がれている状態でしたので、木部用の下塗り材を塗装してから上塗り塗装をさせていただきましたよ(^^)/

下塗り材は1液ファインウレタンU100木部用下塗を使用しました。木部への目止め効果や付着性が優れているので塗料の密着性を確保できますね。

日当たりのいい箇所は、紫外線の影響で劣化速度も早くなります。また状態が悪い場合は塗装だけでは長持ちしないことが多いんです、、
長持ちさせるには板金によるカバー工法がお勧めですよ(^^)/

石材調仕上げのデメリット?!
コーキングの打替え費用が高くなる

サイディングボードのコーキング箇所

サイディングボードへの石材調仕上げのデメリットとしては、コーキングの打替え費用が通常よりも高くなる点ですね、、

塗膜が厚くなるため、既存コーキング材の撤去作業に手間がかかってしまいます。
それにより通常のコーキング打替え費用よりも高くなることがほとんどですね(>_<)

コーキングの劣化状態が悪くなければ、増し打ちにより費用を抑えることも可能です。
ただモチを考えた場合は、撤去をしてから新たにコーキング材を打設するのが望ましいですね(^^;

コーキングの打替え完了

今回はご予算の都合上、コーキングの状態が悪い箇所は撤去しての打替えをおこないました。
それ以外の箇所は増し打ちにすることで、予算を抑えた工事が可能になりましたよ(^^)/


もちろん全て撤去してからの打替えが望ましいですが、お客さまにもご予算があります。
職人親子の外壁塗装店 徳秀塗装では、ご予算にあわせて最善の施工内容で提案させていただきますよ(^^♪

骨材が剥がれた箇所を補修!
パターン吹付けで違和感ない仕上がり

剥がれた骨材部分にパターン吹付け

骨材が剥がれてしまっている部分は、そのまま塗装してしまうと違和感が出てしまいますね、、
骨材が残っている箇所と、似た仕上がりになるように吹付をおこなっています(^^)/

外壁塗装はお家を保護するために、大切な工事ですが見た目もとっても重要ですからね。
違和感のない仕上がりになるよう、今回は工夫させていただきましたよ(^^♪

骨材が剥がれた箇所の吹付完了!

骨材が剥がれた箇所の吹付が完了した様子になりますよ。外壁の白い部分はすべて吹付処理をおこなった箇所になります、、

高圧洗浄により骨材がかなり剥がれてしまったので、ほぼほぼ全面の吹付処理になりましたね(^^;

これでようやく塗装をするまえの下処理が完了ですよ(^^)

石材調仕上げの塗替えは単色に?!
サイディングへの負荷を考慮

吸込み防止のためシーラーを塗布

通常の外壁塗装では、下塗り→上塗り2回が基本の工程になります。ただ今回は石材調仕上げにより、下地の吸込みがあるので下塗りの前にシーラーを塗装しましたよ。

石材調仕上げに限りませんが、塗料の吸込みが激しい外壁に関してはシーラーを塗装することで吸込みを抑えることが可能ですね(^^)

ではなぜ吸込みを抑えるのか?というと、塗装した際のムラを予防するため!
塗料の吸込みがあると、部分的に艶がおちたりと仕上がりに影響してしまうんですよ(゜o゜)

外壁塗装は下地が大切!下塗り2回目になります

下塗り1回目のシーラーが十分に乾いたら、下塗りの2回目をおこなっていきますよ(^^)/

シーラーが十分に乾かないうちに塗装してしまうと、塗膜剥離などのトラブルを引き起こすので注意が必要ですね、、

夏場と冬場で乾燥時間も異なりますので、冬場の工事だと工期が長くなることもありますよ(゜o゜)

サイディングボードへの石材調仕上げの場合は、塗替え時は単色になってしまいますね、、

塗替え時にも石材調の塗装ができないわけではないんですが、1度目の塗装で塗膜がつきすぎているので今回も石材調塗装をしてしまうとサイディングボードへの負荷が大きくなります(>_<)

サイディングボードへの負荷が大きくなると、ボードの反りが起きやすくなるので、あまりお勧めできませんね、、

今回はサイディングへの負荷を考慮して、
ニッペ オーデフレッシュSiを使用しての塗替えをご提案させていただきましたよ(^^)

屋根の下塗り作業!シーラーを塗布

屋根はコケが発生していましたが、比較的状態はいい方でしたね。屋根の劣化は雨漏れへと直結しやすいので、注意が必要ですよ(>_<)

今回は1液ベストシーラーにて、下塗りを塗装しましたよ。シーラーは浸透性のある下塗り材なので、塗料との密着性は高いイメージですね(^^)

屋根の状態によっては、2回塗装することでより強固な下地が出来上がります!

こちらは上塗り塗装の様子になりますよ!
どうですか?コケが生えていた屋根がこんなに綺麗になりましたね(^^)/

上塗りは2回塗装することで艶の出方が全く違います。また塗膜も厚くなりますので、劣化スピードも全然違いますよ(^^♪

屋根の塗装は、完全に劣化してしまう前に行うのがポイントです。
劣化が進みすぎで屋根材の状態が悪い場合は、塗装してもあまり長持ちしないので、費用対効果を考えると葺き替えかカバー工法での施工をお勧めします、、

スレート屋根のカバー工法は、葺き替え工事よりも費用を抑えることができますよ。
いまは耐久性が非常に高いガルバリウム鋼板でのカバー工法が一般的ですので、気になる方はぜひご相談くださいね(^^)/

樋や雨戸・破風板や天井などなど・・付帯部の塗装が完了すれば、いよいよ外壁塗装は完了になりますよ(^^)/

付帯部は外壁と比べると、劣化しやすい素材が多く使われていますね、、なので、外壁と比べると付帯部の方が劣化スピードは早くなります(>_<)

なので、付帯部への塗装は水性よりも耐久性に優れた溶剤系の塗料が一般的になりますよ!
どうしても外壁よりも付帯部の方が早く劣化し始めますが、できる限り外壁との劣化具合を揃えるような塗装をつねに心掛けています(^^)/


今回は「サイディング石材調仕上げの外壁の塗替え工事」についてご紹介いたしました。

石材調仕上げは意匠性も高く、お洒落な仕上がりになるためお勧めな施工方法にはなります。
ただ今回のように、サイディングボードへ塗装してしまうとトラブルが発生する恐れもありますね(>_<)

またどうしても塗替えでは単色になってしまうので、せっかくの石材調のデザインが変わるのはもったいない気もしますよね、、

同じようなお悩みの方や、施工をお考えの方はしっかりとしたメリット・デメリットを説明してくれる業者さんでの塗装をおすすめしますよ(^^)/


最後までご覧いただき、ありがとうございます。
それではまた、次のブログでお会いしましょう!皆さまのお悩みが、職人親子の外壁塗装店 徳秀塗装で解決するかもしれません。

気軽にご相談ください(^ ^)/

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